突然舞い降りた天使と悪魔

ミーハーによるただ書き残す為だけの場所

ブラッドブラザース(通称ブラブラ)今更感でちゃうけど、自分の中では毎日がブラロス。

どもども、団五郎一座の記事お読み頂いてありがとうございます。真冬の記事を初夏に書くというあまりにも無謀で曖昧な感想になってしまい本当に自分のボキャブラリーのなさに頭を抱える日々でございます。

しかしながら今回は!今回の記事は!ってことで書きますのがブラッドブラザースでございます!!

思い入れが特別大きく、今もまだブラロスでして、母ちゃんにも会いたいし、ミッキーエディに会いたくて再演しないかなと夢見てるところです。

とりあえず、本題に入りますか。

ブラブラもチケット当たらず。チケ運がないなとつくづく思う。3月15日の千秋楽に入ってきた。(え、え、入れてるやん。そりゃもちろん。頑張って取りましたよ。)

下手の最前列に初めて入って近さにびっくりした!足伸ばせば舞台に届くぐらい。こんなところで照史くん神ちゃんを見れるなんて幸せだなーって思った。

でもブラブラを観劇しにいくのもかなり悩んだ。あたしの担当は重岡、濵田なんですよ。照史くんも神ちゃんも担当ではない。でも同じジャニーズWESTのメンバーが外部の方々と頑張ってる舞台を見ないわけにはいかないと決心して観劇しに行った。

舞台が始まってマルシアさん演じるジョンストンさん(母ちゃん)の演技に鳥肌が立った。ひとつひとつの言葉が重みがあった。

ライオンズさんと母ちゃんが制約を交わし、ミッキーとエディの双子が引き裂かれるシーン、歌がとても印象的だった。歌詞が曖昧だけどこんな感じだったけな。



今だけはあたしの宝でも 払えなきゃこうして手放す分かってるのに 全ては借り物
今度だけは我が子と呼んじゃいけない 目を見つめて明日を夢見ても叶わないの 時さえも借り物
借り染めの暮らし 何も見えないの 誰か戸口に支払いはどれだけ?
また会っても名前も知らない 過ぎ去った秘密は守るから 誰も知らない今だけどあたしたち



この歌を聞いて泣かない人はいないでしょう。なんて言ったってマルシアさんの歌声。千秋楽だから少し涙目になりながら声を少し震わせて歌っている姿。私はマルシアさんの目の前でこの歌を聞いてボロボロ泣いてました。

そして、ミッキーとエディが登場。個人的な意見で言うと(ずっと個人的な意見やけど)ミッキーは照史くんだった。照史くんの幼少期を見てる感じがして、ミッキーって感じがなかった。それに比べてエディはエディだった。神ちゃんが消えてエディだった。絶対神ちゃんの幼少期はエディな感じじゃなかったよなと思わせる演技だった。

それを際立たされたのは長い日曜日を歌っている時。照史くんはいつもの照史くんの歌い方だった。神ちゃんはエディのままだった。歌い方も立ち振る舞いも。

ミッキーとエディが離れなきゃならないシーン。子どものあどけなさが残ってるせいかそのお別れがとても切なかった。ミッキーが照れながら出てきたけどその気持ちがよく分かる。あたしも同じ時期に転校していったから。寂しいんだけど、でも、なかなか伝えれない。そんなもどかしい気持ちが痛い程伝わってきて涙が流れた。

また、母ちゃんとエディの別れ。エディが神ちゃんが泣いてたのね、がちで。ロケット貰う時ね。目の前で間近でそんなの見て、ただ舞台の上で演じてるだけの感情じゃなくて、今までの全てをここに凝縮してたように思えた。

前半の時点でボロボロのあたしを救ってくれたのは30分の休憩。この時間にありったけの想いを手紙に詰め込んだ。

そして、気になってた50ポンドの価値を調べて驚愕。今の価値では50ポンド=10000円弱

昔はもっと価値があったはずだが、そんなむちゃくちゃ高額じゃないことに気づいた時にこの時代とお金がブラブラの世界を作ったんだと思った。

後半はドタバタで、14歳から25歳に一気に成長する。その成長が早すぎて追いつかないままいつの間にか大人になってしまっていたミッキーとエディ。

考えさせられるものがあった。

ミッキーが変わってしまったのは?時代や社会のせい。子供も出来て守るべきものが増えた。それだけなのかな?って。ミッキーが「エディ!エディ!」って言ってた18歳の10月。リンダと付き合い出す。就職してから半年というところかな。

12月24日までにリンダが子供を授かる。結婚もする。首切りにあって失業手当を貰って生活。

その3ヶ月でなんでそんなに、エディに冷たくなっちゃったのかな?って。あたしなら、たった3ヶ月だと思うけど、きっとミッキーにとってはむちゃくちゃ長い3ヶ月だったのかな。

エディは変わらない。エディは変わってない。大人になってない訳ではなくて、ただ素直にただ思っていることを言ってただけに思えた。18歳らしいな、大学生らしいなって。本当に純粋にミッキーのことが大好きで、だからお菓子をあげたり、お金を貸してあげようか?って言ったり。兄弟の契りを交わして、兄弟は助け合うってことを守ってるんではなく、ただただ純粋な気持ちで優しい気持ちでミッキーにしていたんだと思う。

それをバカにしてるのか?兄弟の契りが何だ?昔のことなんて所詮昔のことなんだ!って。ミッキーは気付かないうちに大人になってた。

子供の頃の18歳の10月までのまだあどけない2人が変わってしまっていて、ミッキーのせいでもエディのせいでもない。全ては時代のせい。そう思った。

ミッキーが捕まって、鬱になってしまうシーンは本当に強くて、上手に座ってなくてよかったって思うぐらい。

そして最後のシーン。ミッキーがエディに向かってピストルを突きつけてるのに、エディは動揺すらせずに、やぁ、ミッキーって。薬止めたと聞いたら、そうか!!って。喜んで。

ミッキーのこと信じてたんだよね。やっぱりエディはエディだよ。ミッキーのこと大好きなんだよね。リンダを取ろうなんてしてなかっただもんね。ただ二人の幸せを願ってただけなんだよね。

時代のせいで、お金のせいで、ミッキーが薬漬けになっちゃったから、だからだよね。ミッキーがミッキーじゃなくなってしまったのは。

エディと兄弟と知らせた後、母ちゃんのことを「お前!お前!」って。寂しかった。エディは表情をあまり変えてなかったんだ。エディは知ってたのかな。少し感ずいてたのかな?そんな気がした。

そして、最後のセリフ。

どうして俺を渡さなかった?そしたら俺が俺がこいつだったかもしれないのに!

本心ではない。そう思ってる。こんな言葉を発したけど、母ちゃんの元で育って幸せだったと思う。でも今は状況が状況でドン底に居たからドン底しかなかったって思っちゃったんだと思う。ミッキーはジョンストン家で産まれて育って幸せだったと思う。もちろん、エディもライオンズ家で育って幸せだったと思う。


そして最後の歌。(耳コピやから間違えてるとこあるかも)


Tell Me It's Not True~嘘だといって~

嘘だといって 作り話だと トークを言うのさ
嘘だといって 目の前にある 
これは夢 きっと昔の 映画の一場面
出ていたのは マリリンモンロー

ジョークだといって ライト浴びる ピエロ2人 幕を降ろして
ジョークだといって セリフ間違えた ピエロ2人

これはただの ラジオドラマ やり直せる 初めから やり直せる ゲームだから

嘘だといって 夢を見ただけ 朝になれば
嘘だといって そんなつもりじゃなかったと
これは芝居 きっと昔の映画のエンディングだと
出ていたのはマリリンモンロー


この時ね、マルシアさん泣きながら思い切り歌ってて、本当に素晴らしいカンパニーの皆さんに支えられて、桐山照史神山智洋はミッキーとエディを演じきれたんだなと思った。

会場中が鼻をすすりながら泣いている音も歌声も全てがこのブラッドブラザースの世界なんだなと思った。

すっごい思ったことをただ淡々と書き綴っただけで文章にもなってないんだけど、お読み頂きありがとうございました。

ブラブラ大千秋楽が終わった後の照史くんのなにわぶ誌でまた泣くこととなる。









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あぁ、よかったって。ジョンストンの母ちゃんもライオンズのお母さんもリンダも。ミッキーとエディも。そして、私も。この一言で救われた。

本当にブラッドブラザースは素晴らしい舞台でした。ジャニーズだなんて一瞬たりとも思わなかった、思えなかった。凄すぎて。ジャニーズの桐山照史神山智洋を観に行ったはずなんだけどな。帰りにはミッキーとエディに会いに行ったんだと思えるような舞台。

決して哀しいだけの物語ではなく、小さな幸せが散りばめられたあったかい物語。またいつかミッキーとエディに会えますように。