突然舞い降りた天使と悪魔

ミーハーによるただ書き残す為だけの場所

MORSEについて書きます。感情的に書いた乱文です。自己責任で見てください。


MORSE11月15日2部を観劇しました。



ここから先はネタバレとなってしまうので、自己責任で見てください。




ネタバレというか、物語自体は書きません。ハッキリとしたセリフも出てきませんし、初めて見るものは感情的に見てしまうので。




また、口がとても悪いクソみたいな文章しか書けない私なので、乱文になると思います。てか、なります。下書きなし、1発書きで、今私自身が感じること全てを文章として残したいというただの自己満足にすぎないものなので、読む価値のあるかどうかは保証出来ませんのでご了承下さい。






それでは私の感じていることをつらつらと書かせて頂きます。






原作は読まずに、映画も見ずに、のんちゃんが出ている雑誌で話している程度の内容だけを。レポは何となくしか見なかった。




水槽で1分間ぐらい息止めてる。
かなり血糊使われててエグい。
のんちゃんの美脚やばい。




その程度の知識と1枚のチケットを握りしめ、田舎から夜行バスに乗り込んで、夕方まで暇を持ち余していたが、何も頭に入れたくなかったから何もせずに18時になるのを待った。





開演し、1発目。新聞紙で見たぞ、そんな光景だった。水槽の水が張ってない状態で、オスカーがパンツ一丁で豚豚言ってるではないか。最初から何が何だか分からない状態。




グローブ座ってとっても小さな劇場だったから1階後列でもハッキリとした表情が見受けられる。そして彼が出てきた瞬間思った。デカイ。




12歳の役だったらもっと誰か居ただろうと感じさせられるぐらいのでかさ。184センチの彼をオスカー役にしたら深作さんはかなり致命傷なキャスティングミスをしたのだと思ったぐらい。




でも、オスカーが喋り出すと、身長高いことを忘れさせるほどではないが、12歳。





でも考察からすると、




小瀧望・水上京香さんまだまだ出来る!まだまだ未完成!




その一言に限る。





今日は13日にスタートして、15日。初めての1日2公演の日。トータル4回目。舞台中にどちらも噛んだ。噛むことはしょうがない。70分60分もある舞台であるから。でもこの出来で、大千秋楽だと言われたら、ガッカリする。彼自信にも何もかも。





期待を裏切られたとは思わない。まだ未完成だってことは分かるから。今日15日2部に出来る限りのことはしたとは思うけど、小瀧望・水上京香さんはまだまだ伸びしろがたくさんあると感じた。




深作さんがどのような演出にしたいのかは、深作さん自身にしか分からないことなのかもしれないけど、もう少しもう少し感情的になるところは感情的になってほしいと感じた。





あと舞台中に垣間見れる、オスカー役の小瀧望とエリ役の水上京香さん。私はオスカーはオスカーとして、エリはエリとして舞台中だけ役者という事が分からなくなるぐらいのめり込ませて欲しかった。





初めて尽くしのお二人。初主演と初舞台。経験が浅いからといって特別いろんな角度から見られカットがかからないぶっ通しであるのが舞台。ドラマより舞台が好きなわけは立体的にいろんな角度から見れて感情移入しやすいから。その役の今を一生懸命生きる生き様を観ることが出来るから。





あと1ヶ月でのんちゃんがどう変わるか、水上京香さんがどう変わるか。全楽と大千秋楽に入るから成長が見られるかどうか。その時にまた感想を述べたいと思う。




個人的に好きなキャラクターはオスカーの母役の高橋由美子さん。なんか重ねちゃうんだよね、ブラブラを。キャラクターは全然違うはずなのに、ジョンストン夫人とライオンズ夫人を重ねてしまう。




ここから見えるとこまでしか出ちゃダメって言われるんだけど、ミッキーはヤンチャで出ちゃうんだけど、オスカーは純粋だから約束は守る。



オスカー!オスカー!と叫び、あなたが居なくなると死ぬからというセリフの時は、あぁ、ライオンズ夫人もエディ!エディ!と叫んでた。って思った。



自分の手を切って混ぜるシーンもソファーに体操座りするシーンもブラブラで見たなって。




ブラブラが大好きだったから、ブラブラは最後は死んじゃうし、MORSEと同様、問題を抱えてる人が出てくるから結果的には悲しい物語なんだけど、幼少期のお話とかはすごく可愛らしくて、ミッキーとエディにまた会えれば…とさえ思う。




けど、オスカーには会いたいとは思わない。終始、9.5割暗いシーンだからかもしれない。少しだけ笑いが出るシーンはあるが、声出して笑っている人も居たけど、私は声は出なかった。これまでされてきたことが蘇ってきて、こんなことで笑えるか!って思っちゃったんだよね。だから、悲しい笑顔で私はオスカーを見てた。





純粋な故にいじめられ、母親に苦しめられ、父親には相手をされず、そんな中で目の前に現れたドラキュラのエリ。




最後のシーンを見て私が考えたのは、最終的にはホーカンと同じ道をオスカーは歩んで行くのだろう。またこれをずっとずっと繰り返して、オスカーは年老い死んでいき、エリはまた新しい人とともにし、永遠に生き続ける。




内容は実にシンプルな構成で、キャスト全員に裏のお話が隠れているため、必ずパンフレットを読むべきだと思う。私はパンフレットを読まずに入ってパンフレットを読んでまた入る方式だから、また違う観点で約1ヶ月後に見れるのを楽しみにしている。





だが、目と心はかなり疲れる。ピョンピョンと違う場面に飛んでいき舞台転換が早すぎる。これを舞台にしようとした人は凄いと思う。裏方さんもとっても大変だなと感じた。心が疲れるのは、もちろんいじめられてたり、苦しめられてるシーンが多いから。のんちゃんだからと言うわけではなく、誰がされててもかなり精神的にくるシーンが多かった。





チケット当たった際に言われた、小瀧担やなかったら入らないで下さい!譲ってください!という言葉は間違いだと感じたよ。小瀧担さんが入るのはいいかもしれない、ただネットで見かける、ベッドシーン辛いとかキスシーンかなりキツイとか。





そこ?????え????まぢで言ってんの?????みたいな。そんなとこどーってことない。ゆーてしまえば、それらのシーンは少しだけ気休めになるシーンでそれ以外のシーン、のんちゃんだけやない、田中健さん演じるホーカンのシーンなどの方が辛いしキツイ。




人それぞれ見る観点は違うのが舞台観劇という娯楽なんだけど、うーん、キツイシーンはベッドシーンやキスシーンは絶対に違うってのはわかってほしい。




だから、のんちゃんだけを見たくて入るよーなミーハーが入るより舞台大好きな人が入る方がいいんだよ。訴えたいものが明確になるから。のんちゃんのベッドシーン、キスシーンが辛いって言ってた人。のんちゃんが苦しんでるシーンで胸が苦しいと言ってた人。まだまだ苦しんでもらわなきゃと思った私。本気でのんちゃんの落ちるとこまで落ちてもらいたい私。まだまだまだまだ苦しい表情演技をして、本気で泣かすぐらいにして貰いたい。それが今回の舞台。決して明るいお話でもない、ほぼ暗い悲しいお話だが、もっと暗く悲しいお話にして欲しいのが私の願いです。






まだまだ未完成なMORSEの舞台、残り31公演でどれほど完成度を上げてくるか見所だ。しかしながら、初主演の小瀧望、初舞台の水上京香さんの堂々たる演技は圧倒された。私は求めすぎなのかもしれない。期待をしすぎてるのかもしれない。でも必ず彼らならもう一回りふた回り成長した姿を見せてくれるはずだ。






34公演目、最後の35公演目を楽しみに、そして座長である小瀧望がこの35公演目に小瀧望としてどのような言葉を発するか、どのように成長しているか、楽しみに生きていきたいと思う。